2017年11月5日 新報道2001

2017年11月5日 新報道2001

通報がありました、11/5フジテレビ『新報道2001』も“イヴァンカ基金”やっていました!

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(VTR)
ナレ:イヴァンカさんは、今回安倍総理からこんな言葉を引き出した

安倍総理:最大拠出国の一つとして5000万ドルの支援を行うことを決定しました

ナレ:イヴァンカさんが設立を主導した基金に57億円の資金援助を表明

(省略)

(スタジオ)
佐々木恭子アナ:トランプ大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカさんに対して、日本政府はおもてなしの限りを尽くしたわけです。一昨日、国際女性会議で安倍総理はイヴァンカさんが設立に加わった基金に57億円を拠出すると表明しました。
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VTRと佐々木アナの説明では「安倍総理は、イヴァンカが来たから57億円拠出を決めた」と、視聴者は受け取ってしまいます。
でも、後でこんなことも言っていました。

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佐々木アナ:戦略の一つなのか、安倍総理はイヴァンカさんが関わった基金に57億円拠出するということを、そもそもは7月のG20で決まっていたのをこのタイミングで表明した。イヴァンカさんの来日に合わせて表明したということは、どんな効果を見越してのことなのでしょうか?
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こんなことをアナウンサーが言うってことは、制作陣はG20でのことを知っていたということですね。
なのに、「安倍さんは、この時57億円拠出を決めた」ように報道しています。
悪質ですね。

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佐々木アナ:夜は安倍総理とディナーをしたわけですが、その時にお誕生日のお祝いをした時の総理の表情がこちらです。
須田哲夫アナ:ははっ!満面の笑みですね。
佐々木アナ:大変にこやかです。(呆れ口調)
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佐々木恭子:トランプ大統領、いよいよ、初めて日本にやってきます。スケジュールをみると(中略)安倍総理とは2日間で4回会食が組まれています。
須田:ははははっ、そんなにですかw
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ちょうど誕生日が来たならお祝いをするのは外交儀礼でしょう。
須田アナと佐々木アナの言動からすると、誰かの誕生日会でも仏頂面をしているのだそうです。
須田アナは今、報道局解説委員です。
たいした解説をしたことなくても、「解説委員」てなれるんですね。

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佐々木アナ:イヴァンカさんの肩書はあくまでも「大統領補佐官」なわけですよね。これをトランプ大統領に置き換えますと、日本の補佐官たちをトランプ大統領自らおもてなしするようなものとも言えるわけですが…

片山善博:マスコミも含めて、日本社会全体が「アイドル」を迎えるような雰囲気。
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旧宮家長男で作家の竹田恒泰さんは、元米大統領の弟の妻が来日した際に内閣府から「政府として接待するわけにはいかないけれど、要人の親族だから…」という趣旨の相談をされ、竹田さんの私費で歓待パーティーや視察同行などを行ったことがあるのだそうです。
親戚であっても政府が神経を使うのですから、大統領の娘で肩書が大統領補佐官なのですから、高歓待になるのは仕方ありません。

「アイドルを迎えるような」といっても、マスコミが勝手に報道しているだけで、日本政府が「取材してやってください」とゴリ押ししているわけではないでしょう。
視聴率が獲れるからと、イヴァンカさんにくっつき回って報道しているのはテレビ局の判断です。

ここからは、報道番組の分析というより「こんなアホを出すな!」という批判です。

元民進党の議員は新聞大好きでよく読んでいるのかと思ったら、「女性起業家資金」のことをこの場で初めて知ったらしいです。

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渡辺周:驚きなのは、総理が胸を張って「世界の最大の拠出国だ」と「57億円出した」と言いましたけど、私は「アメリカが最大の拠出国ではなかったのか」と。日本の中にはまだ起業すらままならない貧困に苦しむ女性、母子家庭対策がまだ遅れてますから、そこにまず使って欲しいなと思いましたね。まずやっぱりアメリカが、トランプ家が出さないで、なぜ日本が最大の拠出国なのかと。ちょっと違和感を感じますね。
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まず、最大拠出国は、日本、ドイツ、そしてアメリカです。
周さん、いきなりやってしまいましたw
渡辺周議員の言葉から、拠出が外貨準備高からだと知らない、ということが分かります。
山本一太議員はこれらにツッコミを入れなかったのは、彼も「知らない」からでしょう。

こんな情弱議員たちを出演させないでいただきたい。
視聴者が真に受けて、誤った情報が刷り込まれてしまいます。

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