2019年4月22日 ひるおび!

2019年4月22日 ひるおび!

ひるおび!、2019年4月22日放送回の検証報告です。

今回の報告では、吉本新喜劇に出演した安倍総理に対しての意見について検証し、その問題点を探りたいと思います。

検証の手順としては、まず放送内容を書き起こし、その内容にどのような問題があるのか、公正な放送の基準である放送法第二章第四条と照らし合わせて検証します。

では、さっそく放送内容をみていきましょう。

司会:恵俊彰 氏
アシスタント:福江愛 アナウンサー
コメンテーター:
田崎史郎 氏 (政治ジャーナリスト)
龍崎孝 氏 (流通経済大学教授)
北川正恭 氏 (元三重県知事)

②吉本新喜劇に出演した安倍総理に対しての意見
1:16~ 『吉本新喜劇サプライズ出演 首相 猛アピールも実らず』

【VTR】
新喜劇舞台上での総理の発言
「G20 を成功させれば、2025年は、いよいよ大阪でも万国博覧会が開催されます。どうかみんなで成功させたい。すち子さんにも池乃社長にも世界を舞台に活躍してもらいたいと思っています」
——-

【コメンテーターの発言】
(フリップにて)
田崎氏「首相が1日に3か所も応援演説をするのは異例」
龍崎氏「安部首相は負けると分かっていても自民党総裁として行かなければならなかったのではないか」
北川「有権者は安倍首相が腰がひけていると感じたのでは…」

恵氏:確かにこれ日程見ていくと参院選あるんですけれども。おそらく7月と言われておりますが。その前は大阪でこれ(G20首脳会議)があるわけですもんね。ですから空気としてはいろんなことがあってもう新しい時代がやって来る。プーチンさんとも話す。そして5月にはトランプさんがやってくる。そこでひょっとしたら大相撲でトランプさんが土俵にあがるんじゃないかっていう話もあったりして。空気としては田崎さん、ここが大阪がやっぱり盛り上げなきゃいけないというのは、総理には思いとしてあるわけですよね。

田崎氏:ありますけど、総理が吉本新喜劇に出られたのは、ほかの部分で言われていることは交通規制の問題なんですよ。あのG20サミットの時にすごい交通規制が敷かれまして。大阪の高速道路も止められちゃうんですね、中心部で。サミットが来ることは知ってても、交通規制をやるっていうのは徹底してないんですよ。

恵氏:なるほど。それでちょっとご迷惑かけますがっていう。

田崎氏:それで吉本は割合、交通規制の話を普段からああいう漫才の形でやってる。かつ大阪のローカルテレビであれを放送してるらしいんですね。だからあそこに行かれたと。まあよくてらいもなくやれるなぁと思いますけれども、そういう目的もあると。

恵氏:時の総理大臣が喜劇に出てくれるというのは嬉しいですよね。北川さん、でもそういう風に全体見ると選挙に勝つ負けるだけで来てるわけではないなっていうのは大阪の人たちは分かってたということ。

北川氏:という風に見られるというところが失態だと思うんですね。やっぱり選挙は本気にならないと、見てる、有権者は。そう思います。

恵氏:それはすぐ分かりますよね。新喜劇に出てるしG20についても話してる、アレ?って。

以上が放送内容となります。

では、今回の報道にどのような問題があるのかを整理してみます。
今回の報道で、我々が問題だと考えたのは次の点です。

今回の安倍総理の吉本新喜劇への出演ですが、本来安倍総理が伝えた内容はG20による交通規制への理解への呼びかけだけです。田崎さんの言うように、だからこそ交通規制の内容を定期的にやっている吉本新喜劇に出演した事情があります(少なくともそう考えることに対し反論がないのは自然です)。

ただ、この出演の翌日は衆議院議員補欠選挙の投票日で、安倍首相は自民党の北川候補の応援に来ていました。確かに大阪の衆議院議員補欠選挙において、応援に来たことは出演の背景としてあったはずですし、どちらが主要な目的だったのかは知る余地がありません。

しかしながら、実際に吉本新喜劇で首相が話した内容は明確にG20の交通規制のことだけであり、大阪の補欠選挙については触れませんでした。この状態でこの吉本新喜劇出演が選挙のアピールだったと判断するのは軽率です。

しかしながらスタジオでは田崎さんによるフォローはあったものの、いかにも首相が新喜劇の場で選挙のアピールをしたような口ぶりで話が進んでいます。実際の映像が完全に流されることはなく、結局実際に首相がどのようなことを述べたのかは完全にはわかりませんでした。

また、番組のテロップでは『吉本新喜劇サプライズ出演 首相 猛アピールも実らず』とあり、いかにも首相が選挙戦のために新喜劇に出演したかのように書かれており、これは視聴者の印象を誘導する恐れが極めて高いと考えます。

我々はこれが放送法第4条第3項「報道は事実を曲げないですること」に違反する可能性があると考えます。

以上が今回の報告となります。今回の放送では
(第3項違反なら)事実と異なる内容を報道した恐れがあります。
これは、視聴者への印象を誘導する恐れのある偏向報道の可能性が極めて高いといえます。
公平公正なテレビ放送を実現すべく、視聴者の会は今後も監視を続けて参ります。

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