11月20日の週、報道ステーションで報道された全ニュース1週間分を表にしました。
何にどれだけ力を入れているかが一目でわかると思います。
振り返ってみると、一週間毎日「北朝鮮」の話題をやっていたのだなと、驚きました。
北朝鮮から脱走した兵士の栄養状態が良くなかったことで同情的だったこともありましたが、北朝鮮関連報道は毎日おおむね好意的ではありませんでした。
20日(月)…中国の特使、金正恩氏の説得に失敗した様子
21日(火)…アメリカが北朝鮮を「テロ支援国家再指定」 北兵士脱走
22日(水)…北兵士脱走詳細
23日(木・祭)…北に入港する貨物船と世界的北朝鮮ペーパーカンパニーの特集
24日(金)…秋田に北朝鮮漁師漂着?北朝鮮の漁業違法操業
北朝鮮がヨーロッパを拠点にいかに経済制裁をかいくぐっているかを特集していたりと、批判的に報道していました。
北兵士脱走劇が無くても北朝鮮を糾弾する準備はしていたようです。
ただ、コメンテーターである元共同通信社、後藤謙次氏の「食糧が足りないようだ」という制裁が効いているかのような発言で北朝鮮に同情してしまった視聴者もいるでしょう。
板門店で脱走した兵士の栄養状態報道をきっかけに、北朝鮮に同情する人も増えたかもしれません。
秋田に漂着した北朝鮮漁師を報道する際は「可哀想」という目線はありませんでした。
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富川アナ:気になるのは乗っていた8人。本当に漁師なんですかね。
ソウル支局長:例えばもし、工作員だったとしたら当然、逃げたり抵抗したりするわけですね。ただ、今回は、この8人ある意味、自首のような形で身柄を確保されていますから、この8人に関しては工作員ではないだろうという意見が大勢ですね。
富川アナ:8人に関しては本当に漁師だとしても、ほかに、もし8人以外に乗っていて上陸したということはないですか?
ソウル支局長:これが今非常に重要なポイントで、警察庁はその可能性を十分に考慮しなきゃいけないと考えていて、実際に周辺を検問をしたり、更にこの船の中に爆発物が置かれていなかったか火薬反応も調べたりするといってるんですよね。なので、いずれにしても大荒れの日本海の中、極寒ですよね。ここに1か月間、漂流して…当然、飲み物も食べ物もない中で8人が全員生存して自分の足で歩いていると。この驚きがいろいろな疑念を想起させる背景にあるんだと思うんですね。
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工作員である可能性も考慮に入れなければならない、という注意を暗に促していた点は評価できると思います。
しかし、森友学園の報道はダメですね。
会計検査院の報告に疑問が残る、という報道に終始していて、結局、「小学校設置趣意書の学校名は『安倍晋三記念小学校』と書いた」といっていた籠池元理事長の証言が嘘だったことを報道していませんでした。
今後執拗に追及されるのは、神谷昇衆議院議員の公職選挙法違反疑惑でしょう。来週も引き続きテレビで取り上げられて、別の意味で顔が売れるでしょうね。
お偉い方へのご機嫌取りの為に取り上げたニュースです、と富川アナが暴露したニュースがありました。
デヴィッド・キャシディさん死去のニュースです。
彼は70年代アメリカで大ヒットして日本でも放送された大人気ドラマ『パートリッジファミリー』の一番人気俳優でした。
小生は『パートリッジファミリー』を観たことがあるので、「ああ、亡くなったんだ」と思いましたが、正直、今の日本で彼を覚えている人はごくごく僅かだと思います。
それを、彼の世界的大ヒット曲を1分近く流しながら写真とテロップでキャシディ氏を紹介。BGMの妨げになるからか、ナレーションは一切なしでした。
ニュースバリューがないとは言いませんが、この手の「昔の有名人」が亡くなった場合は、亡くなった事実をナレーションで伝えるだけでしょう。
スタジオでは若い富川アナの本音が…
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富川:67歳、ちょっと早すぎる死ですよね。もうこのデビッド・キャシディさん。どうしても入れたいという番組のお偉い方がいまして、これで今、満足しているということです。別に私的にやっているわけじゃないですよ。こういう大事なことがあって、私達は若いから知らないという…。
小川:思い入れがある方も大勢いらっしゃるでしょうね。
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お偉方のごり押しだと全国暴露したのを初めて聞きました。
電波オークション後にテレ朝が電波権更新できなかった場合も想定に入れて、富川アナは新規参入局に雇ってもらえるよう、モリカケ報道もお偉方の意向だと全国暴露した方がいいかもしれませんね。