2017年11月30日 報道ステーション

2017年11月30日 報道ステーション

森友問題が再浮上してからというもの、連日多くの時間を割いて「森友」している『報道ステーション』ですが、
どんなニュースをどれだけ報道していたかお伝えしてきました。
11/30(木)はどうだったか?
栄えある「この日の時間を掛けたニュース」第一位は、

「横綱暴行疑惑」でしたー!
次点の「森友」と「北朝鮮」を合わせたくらいの時間を費やしていました!
横綱の暴行事件を報道するなとは言いませんが、こんなに時間を掛けるような話題なのかどうか…。
ほぼ毎日こういうこと書いている気がします…。

国会質問についてはどんな報道をしたのでしょう。
冒頭はわかりやすく表にしてくれていました。(画像)

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富川アナ:参議院の予算委員会。2日目の今日は、このようなテーマが議論されました。全体で6時間あまりだったんですが、最も多く時間が割かれたのは1時間21分、森友学園問題でした。ポイントとなったのは森友学園と財務省、口裏合わせがあったのか、どうか。
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北朝鮮に関する質問が30分程度だったことには触れず、
森友問題がさも「最も多く時間が割かれるべき重要な件」かのような前振りです。

籠池氏と近畿財務局の担当者とのやり取り録音テープで、また新たに公表された箇所に対して共産・辰巳議員が理財局長を責めるやり取りを3分ほど流した後、

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ナレ:一方、自民党の青山議員は、財務省が籠池前理事長に振り回されたのが実態だと指摘したうえで…。

自民・青山議員:財務省は森友学園側に騙された被害者のつもりかもしれませんけれども、プロであるべき財務省がもしも騙されたならば、国民に対しては加害者となりかねないです。ここは責任と改善策も含めて、財務大臣のお考えお聞かせ願えますか?
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当会の百田尚樹会長、上念司事務局長、ケント・ギルバート理事が出演する「虎ノ門ニュース」でお馴染みの青山繁晴議員を報ステが取り上げるとは思いませんでした。

報ステは、シラッと「近畿財務局の落ち度」の方向に舵を切るつもりでしょうか?
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏は初めからそう言ってたのに、報ステは頑なに安倍総理の関与をほのめかし続けました。
どうやっても安倍総理に結びつかないからでしょうか、「報ステは誤認していた」と視聴者に気付かれる前に悪役を財務省へとシフトしたような感じがしました。

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後藤謙次氏:今回は会計検査院の検査報告書と非常に公式的な報告書が出たにもかかわらず、議論は深まらず、更に真相はますますわからなくなってきた。それが今回の予算委員会でしたね。(中略)非常にわかりにくい国会論議に終始してしまいましたね。もともと、この森友問題これだけ大きくなったのは、安倍総理夫人の昭恵さんが一時的にせよ、設立する小学校の名誉校長にいたと。そのために忖度が働いて、行政がゆがめられたのではないかと。ここに核心があったんですが、それについて、安倍総理は一切、関係ないということで、この問題については再調査をしない。だけど、将来については、その処分の在り方については考えると。今、我々が求めているのはこの問題の現状はどうなんだというところをはっきりしてもらいたい。これが基本だったんですが安倍総理がずっと言い続けてきた真摯な説明とは相当程遠い。看板倒れといってもいいと思いますね。
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真相をわからなくしたのは、無理やりに「安倍総理に忖度した」と結論ありきの報道で野党議員を煽ったマスコミのせいです。報ステも原因の一つです。
安倍総理が真摯に野党の茶番に付き合ってあげたから、近畿財務局のミスだと報ステも暗に認めざるを得なくなったのではないでしょうか。

後藤氏が言う「我々が求めているのは、この問題の現状はどうなんだというところをはっきりしてもらいたい」は、こちらのセリフです。

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後藤:野党側なんですが質問はかなりやっているんですが、その根拠というのがマスコミ報道がベースで、自ら新たな事実を発掘して政府に突きつけるということもなかったですし、野党間の連携というのがほとんどなかったんですね。
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そもそも、マスコミが報道する根拠が根拠になっていないから政権を追求することが出来なかったのでは?
後藤氏ご自身で「マスコミが付きつけた根拠は曖昧なものでした」と言っているようなもので、可笑しく感じました。

今日も委員会が開かれていますので、今夜の報ステが何をどう報じるのか、
監視を続けます。

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