2017年12月8日 報道ステーション

2017年12月8日 報道ステーション

12/8テレビ朝日「報道ステーション」の報告です。

特別国会が閉会した今日、報道ステーションはどんな放送を行ったのでしょうか?
はっきり言ってしまえば、「安倍政権への不可解な追求」。
これに尽きる放送でした。

詳しくお伝えしていきましょう。

今日、最も長い時間を割かれたのは、「富岡八幡宮宮司殺害事件」のニュースでした。

しかし、今回我々が取り上げたいのは、「国会審議」についてです。

国会審議についてのコーナーの冒頭、女性アナウンサーが、安倍総理が繰り返した、「謙虚」、「丁寧」などという言葉を取り上げます。

その後、野党議員による森友学園問題関連の質疑や、野党の質問時間減少を取り上げるVTRを放映。その際は安倍総理が「謙虚」、「丁寧」とはかけ離れているという印象を抱かせるような報じ方をしていました。

最後に、教育無償化を柱とした、2兆円の政策パッケージを閣議決定したことを取り上げ、カメラはスタジオに戻ります。

このスタジオでのやり取りに注目してください。

富川アナウンサー「謙虚、真摯、丁寧という言葉は多く聞かれた今国会でしたが、稲垣さんはどう見ますか?」
稲垣みえ子氏「森友問題なんですけど、多くの人がうんざりしていると思います。
考えてみると10か月ぐらい前にこの問題が見つかって、今まで、明らかにおかしい事実が出てきたと思うんですけれども、一切問題ないとか、全く認めないじゃないですか。
だから、延々終わらない。その間、本来審議しなきゃいけない、大事な問題がいっぱいあるのに、ずっと議論をしているというのは、国家的損失だという気がするんですよね。」

間髪入れずに
富川アナ「ほかの議題を取り上げていないわけではなくて、今回最も多く取り上げたのが、森友・加計問題だったという事実ですよね。」
稲垣氏「そうですよね。あの、これはね、認めたらいいと思うんですよ。
安倍さんが指示してたとか、関係してたかは別として、周りの人が勝手に忖度してたとしても、そこでおかしな方向に実際にゆがめられてるとしたのは事実だと思うんですね。
(中略)責任者がいないまま、忖度が暴走してしまうのが日本人の大きな弱点であって、それをちゃんとまとめて、そういうことが二度と起きないように検証して、改めた方がいいと思うんですよね。」

富川アナ「今後は改めていくことが大事だけれども、覚悟も必要であると。」
稲垣氏「そうです。検証して、これからは起きないシステムを作ることをしたら、何ら恥ずかしいことではないし、むしろ政権の評価を高めると思うんです。
けれども、ここまで無理して、問題ないと言い続けることで、本当に時間が浪費されていくということが、むなしいというか、全然国のためになっていない気がする。」

いかがでしょう。
稲垣氏は、安倍総理に過失が無くても、周りの人々が誤った忖度をしてしまったから、その責任は、安倍総理自身が改めていくべきだと考えているのでしょうか?
これまでの野党議員やマスメディアによる追求が、時間や資源の浪費であると考えているのならば、誰がその責任を取ればよいと考えているのでしょうか?
それまでもが安倍総理の責任だとするのは、お門違いではないでしょうか。

今回のレポートは以上です。
これからも監視を続けていきます。

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