2019年1月16日 報道ステーション

2019年1月16日 報道ステーション

1月16日の報道ステーションのレポートです。
連日報道されている辺野古基地移設に関する放送を取り上げて行きます。
では見て行きましょう。

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富川悠太アナ:来月の24日に辺野古移設の賛否を問う県民投票が行われますけれども、その県民投票への不参加を地方議員に呼びかけたとされる、自民党の宮崎政久議員。きょう会見を開いたんですね。その言い分は――

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【VTR】
《VTR:宮崎衆院議員による会見》
自民党 宮崎政久衆院議員:私が県民投票に反対を説いてまわるように開催をしたというようなものではありません。政府であったり自民党本部の関与もありません。

《VTR:宮崎衆院議員が配布したとされる資料》
ナレーション:これは、自民党の宮崎政久衆院議員が地方議員向けの勉強会などで配布した資料です。「議会、議員としては、そもそも論としての県民投票の不適切さを訴えて予算案を否決することに全力を尽くすべきである」。この勉強会ののち、五つの市の議会で予算案は否決され、市長らが相次いで県民投票への不参加を表明しました。宮崎衆院議員は「勉強会は意見交換の場で、考え方を強制するものではなかった」と説明します。

《VTR:宮崎衆院議員による会見》
宮崎議員:互いの研鑽を高めていくということをしたという趣旨ですので、私が次にどういうふうにアクションするかということのための勉強会ではない。

ナレ:さらに会見の場に、わざわざ地方議員を呼んで――

地方議員:地方議員は必ず自分の判断で決めますし、影響があったかといえば、そういった議員がいるというのは僕はゼロじゃないかなと思う。

ナレ:ただ、われわれが取材した保守系の市議会議員は「勉強会の影響はあった」といいます。

勉強会に参加した保守系の市議会議員:それ以前は、雰囲気は、否決をしたいというような雰囲気はなかったと思っています。いろんな説明、説得等々によって雰囲気は変わってきたなというふうには感じてます。

ナレ:弁護士資格を持つ宮崎衆院議員は、資料のなかで「議員が損害賠償などの法的な責任を負うことはない」と書くなど、予算案の否決に全力を尽くすよう呼びかけています。

勉強会に参加した保守系の市議会議員:県連としてそのように意思を持っているというのはやっぱり各議員感じたのではないかと思いますね。

インタビュアー:明らかに潮目が変わったというような感じなんですか。

勉強会に参加した保守系の市議会議員:そうですね。それ以前はとくに明確に議会で否決しようという話はありませんでしたので。その辺がやはり変わったきっかけにはなったかなとは思いますね。

ナレ:「勉強会が否決への流れを作った」との指摘に、宮崎衆院議員は――

宮崎議員:それはもう受け止め方としては、私がコメントするのは難しい。

インタビュアー:「県連としての意思を明確に感じた」と、そう受け止められるということは考えなかったか。

宮崎議員:私はないです。

《VTR:沖縄・宜野湾市役所前 午後7時すぎ》
ナレ:本山仁士郎さんは、県民投票の実施を求めて署名集めを始めた会の代表です。本山さんは昨日から宜野湾市役所の前で、ハンガーストライキを始めています。

「辺野古」県民投票の会 代表 本山仁士郎さん:県民投票で民意を示されることをそんなに恐れているのかと。政治家っていうのはそもそも住民・市民の声を聞いて政策を決めたり行動したりするものなんじゃないですか。

今回の放送の問題点は2点。
1点目は公正な報道であったか、それに伴い放送法に抵触する恐れがあること。
2点目は印象操作ととらわれかねない発言あったこと。
1点目、2点目に関する発言部分は同じです。
公平な立場からの報道とは言えないのではないか?と思われる発言が随所に見られます。
それが以下の発言です。

富川悠太アナ:来月の24日に辺野古移設の賛否を問う県民投票が行われますけれども、その県民投票への不参加を地方議員に呼びかけたとされる、自民党の宮崎政久議員。きょう会見を開いたんですね。その言い分は――(VTRへ続く)

(宮崎議員による記者会見のVTR)
ナレ:さらに会見の場に、わざわざ地方議員を呼んで――

「その言い分は」そして「わざわざ」という表現。これらはもとより宮崎議員に否定的な立場からの報道であるように思われてもしかたありません。
そして上記以外にも今回の放送は県民投票をするべきだとの立場からの意見が多く取り上げられ、宮崎議員をある意味悪者のように扱っていました。
これらは以下の放送法に抵触する恐れがあります。

放送法4条
(2)政治的に公平であること
(4)意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること

また県民投票をするべきだとの印象を与えかねません。県民投票をめぐる意見はなぜ対立しているか、そういった解説、報道が求められているのではないでしょうか?
視聴者の会は公正公平な放送を目指して、監視を続けてまいります。

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