2019年10月28日 報道ステーション

2019年10月28日 報道ステーション

10月28日の報道ステーションのレポートです。
この日の放送では速報として、以下の報道がなされていました。

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【スタジオ】
徳川有美アナウンサー(以下徳永アナ):ここで速報です。河野太郎防衛大臣は先ほど、都内で開かれた自身のパーティーで相次ぐ台風被害に関連し自分はよく雨男と言われたなどと発言しました。

河野太郎防衛大臣『私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ。その度に災害派遣、自衛隊の隊員が出てくれております』

徳永アナ:河野大臣の発言は台風19号などの被害に対し自衛隊の隊員の活動をねぎらう話の中で出たものですが今後、発言が軽率だとして批判を受ける可能性があります。

富川悠太アナウンサー:雨などで多くの方が亡くなっているわけですからその雨をどんな理由であれ笑いに変えるというのは間違っていると思います。
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この報道の問題点は下線部の発言です。
「今後、発言が軽率だとして批判を受ける可能性があります。」
「雨などで多くの方が亡くなっているわけですからその雨をどんな理由であれ笑いに変えるというのは間違っていると思います。」

この発言は河野大臣を批判するように誘導するような発言であると捉えることもできます。

放送法4条第2項では、以下のように定められていますが、今回の発言はこの放送法に抵触する恐れがあります。

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放送法4条
(2)政治的に公平であること
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地上波のテレビは誰でも放送する、ということはできません。
従って現在割り振られている放送局は上記の放送法を遵守し、公正な放送をすることが求められています。

しかし、今回の放送は速報としてとりあげたニュースの内容を報じただけでなく、河野大臣の発言は今後批判される可能性がある、発言は間違っているなどと、一定の印象を視聴者に与えるような放送である可能性があります。
我々視聴者の会はこのような放送を問題ととらえ、公正な放送が行われるよう、今後も監視を続けて参ります。

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