2017年11月2日 報道ステーション

2017年11月2日 報道ステーション

11月2日(水)の『報道ステーション』監視報告です。

また冒頭ニュースが「カケ」かよ!

メインキャスター富川悠太アナの出だし

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富川:安倍総理の腹心の友が理事長を務めます加計学園の来年4月の開学が認可される見通しとなりました
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「首相のお友達だから」と印象付けはもう定番ですね。

閉会中審査のVTRの作り方は何とかならないものですかね。

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ナレ:理事長を腹心の友と呼ぶ総理(笑顔の2ショット写真)
   獣医学部開設の流れの中でその影響があったのかどうか注目されてきました

山本大臣(当時):加計ありきで進んでいるということは一切ない

ナレ:という大臣に対し

前川 前文科事務次官:私の理解では初めから加計ありきでございました。やはり加計ありきで、国家戦略特区と言う仕組みがその為に曲がった形で使われたんではないかと

ナレ:一方、前愛媛県知事の加戸守行氏は

加戸氏:岩盤にドリルで国家戦略特区が穴をあけていただいたということで。歪められた行政が正された、と…
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この編集の仕方では、加計学園が安倍総理とのコネで学校を作ることができたと思い込んでいる視聴者には、加戸氏が何を言っているのかまるでわかりません。

なぜなら、加戸氏が県知事時代に「何が起こって、何を求めていたのに何が障壁で、なぜ達成できなかったのか」を地上波報道番組は「一度も」かみ砕いて説明したことがないのですから。

以前、安倍総理が党首討論で報ステに出演した際、執拗に「モリカケ問題」を質問する富川アナに対して安倍総理が意見したのを覚えていますか?

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10月11日
(加計問題の件で)
富川:(総理の言葉を遮って)それも伝えたんですけれども・・・

総理:ちょっと待って、これは大切なことですから。それは(報ステは)伝えてないと思います

富川:(苦笑)えっ、あー・・・

総理:伝えてないと思いますよ

(閉会中審査の加戸氏証言を説明する総理)
(話を遮ろうとする富川)
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富川アナは「伝えた」と言い張りますが、
それは加戸氏の証言の一部分「愛媛県にとっては12年間かけありきで参りました」の部分だけ切り取って報道し、
四国での口蹄疫の被害のことだの、公務員獣医師が不足していることだの、文科省が新設を認可してくれなかったことだの、
重要な証言は全く報道してません。
安倍総理が言う「伝えてない」はそういうところです。
安倍政権に不利な証言なら、事の顛末を時系列で説明するボードやフリップにして説明するくせに、
加戸氏の証言の全容を全く報じないから、
我々は怒っているのです。

これを偏向報道といわずして、何を偏向と呼ぶのでしょう?

最近は国会の予算委員会での質問時間の件が取り沙汰されていますが、
野党側の質問する人も質問内容も前日の18時になっても決まらなくて、野党内で押付けあっている状況を報じないのはなぜでしょう?

野党の質問時間が余っているなら、
自民党が「モリカケ問題」を野党の揚げ足取ろうという態度みえみえの質問に答える形ではなく、
青山繁晴議員がやったように国民が理解できるよう「真摯に」「丁寧に」答弁する時間に充ててもいいのでは?

野党にとって重要な「モリカケ問題」をやるのなら問題ないですよね?

その時は、その日の報道もキチンと監視いたします。

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