2019年12月11日 報道ステーション

2019年12月11日 報道ステーション

12月11日の報道ステーションのレポートです。
この日は12月10日のレポートでもとりあげた世耕参院幹事長の発言に関する報道のお詫びが放送されていました。

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【スタジオ】
富川悠太アナウンサー:ここでお詫びがございます。昨日、桜を見る会のニュースの中でVTRの最後に自民党の世耕参議院幹事長がよいお年をなどと発言した様子をお伝えしました。これは、定例記者会見が終わったあとの世耕氏の発言で今後の会見予定について述べたものでした。桜を見る会とは直接関係のない発言で放送では、その説明が丁寧ではありませんでした。誤解を招く表現につきまして世耕氏並びに視聴者の皆様にお詫びいたします。
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12月10日の放送では、桜の会に関する報道の中で世耕氏の桜の会とは全く関係のない発言を切り取り、桜の会の報道と関連するように編集して放送していました。

詳細については12月10日のレポートをご覧いただければ分かりますが、それらの編集は明らかに、報道ステーションが作り上げた結論に至るように編集したものです。

実際には関係のない発言を切り取って、恣意的に決めた結論が導かれるように放送するという行為は非常に悪意のあるものです。

これを受けて「説明が丁寧ではなかった」「誤解を招く表現だった」というお詫びは適切なものとは言えません。

どんな組織であれ、ミスがあればそのミスについて検証と反省を行い、防止に取り組むことを表明することが求められます。
同様に10日のような編集がなぜ行われたのか、再発防止のためにどのような取り組みをしていくのか、を述べる必要があります。

上記で述べられたお詫びではこのような点は全く触れられず、説明不足と誤解を招く表現だった、と論点をずらしたお詫びとなっていました。

政府や法人の失敗を取り上げ、追及していく報道機関であるからこそ、彼ら自身が襟を正して報道することが求められるのではないでしょうか。
視聴者の会は公正なテレビ放送を目指して今後も監視を続けて参ります。

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